【Column】マスク漏れ率(マスク内のウイルス(粒子飛沫)侵入率)について
マスクを着用することによって少しでも、マスク内へのウイルス侵入を防ぎ、少しでも拡散を防いで感染のリスクを減らす生活が求められています。
どれくらい、自分のマスク内へウイルス飛沫が侵入しているのか気になりませんか?
元々マスクは、飛沫を飛ばさないためなので、侵入しているのは当たり前で気にならないと勘違いしているかもしれませんが、では飛沫拡散はマスクで100%防げているのでしょうか。
マスクの漏れ率は、マスクの種類と顔の骨格によって数値の差が大きいのです。ある人の顔に不織布の衛生マスクが合って侵入率が1%や5%であってもそのマスクが自分の顔で1%や5%になる確率は低いでしょう。
万人の顔にあう万能マスクは世の中に存在しないのです。
実験結果はあくまで、そのデータを出した被験者のデータです。自分の顔でフィットテストを行い数値を計測しましょう。
漏れは、マスクのフィルターを通過する粒子、マスクと顔の隙間の2カ所から生じます。
付け方を工夫することで漏れ率が大幅に低減する人と、あまり低減しない人がいます。
様々なファクター(因子)が絡み合い、 様々なデータやパターンが存在します。そうするとマスクが合う人と合わない人が出てきてしまうのです。
若者世代の調査で、若者の骨格が異なってきていることを感じます。何十年も前に、何人もの人間の骨格でサンプリングされて作られたマスクが、世代が異なる若者には合わなくなってきているのです。
自分の顔に合うマスクを知っている人は、マスクは"すごい"と言い、マスクが顔に合わない人は、マスクは意味がないと言います。
両者とも正しいことを言っているのです。
そして、マスクとはどのマスクのことを言っているのか、、
マスク論争は尽きることがないのです。
マスクの話は、一人ひとり話を聞きながら対応しなければ正しい結論にたどり着くことはできません。 それぞれの状況(目的、仕事、生活環境・スタイルなど)によって異なるからです。